3月に続き今月も、見習い競馬騎手として情熱を燃やしている日本のヤングをご紹介します。
『少年よ大志を抱け』を地で行く、やる気満々、希望に向かって猛進するNoddyこと富沢希(のぞむ)君(20歳、東京出身)です。すでに日本にもたくさんのファンを持つ彼は、10歳の時、突然父親に連れられて行った競馬場で、騎手の姿に強烈な衝撃を受けた。その瞬間に、将来の夢が決まったと言う。「見た瞬間、“カッコイイ!これっきゃないっ!”…って、心がはっきり決まりました」
それからの思いは一筋一途。中学を終えるや否や、日本競馬学校を受験・・・だが残念なことに不合格。しかし、めげることなく翌年の再受験に闘志を燃やし続けていたそんな折り、雑誌で見つけた“QRT”(“Tomoのチェック”参照)の広告に魅せられ、即座に渡豪を決意。家族の力強い励ましをあとに、オーストラリア、クイーンズランド州へ単身留学、騎手への本格的な道を歩み始めたのである。世界各国から騎手への道を夢見、“QRT”に集まった生徒たちの中でも、彼はひと際光っていたとトレーナーが言う。もうこちらへ来て4年、今年は、見習い騎手過程最後の年になる。レースに参加し始め2年、クイーンズランド州の競馬場でのレースには、総なめに参加。現在までに、111勝の輝かしい記録を残している。
「毎日毎日朝3時半から10時近くまで、馬たちの世話、厩の掃除をし、毎朝10頭の馬をこなします。その時も体重を少しでも減らすように厚着をして大汗をかくように努力しています。普段でも、ジムに通ったりしてトレーニングは欠かせません。レース日は、水、木、土、日です。初勝利は2年前だったんですけど、世の中にこんなに素晴らしくバラ色に輝く出来事、楽しい事があるのかって興奮しましたねぇ。負けた時はそりゃぁもう悔しいです。勝ちたい!勝ちたい、!勝ちたい!です。来年4月で学校が終わるんですが、その後はヨーロッパ、アメリカで修行をし、本当に自信がついたら日本を舞台に頑張りたいと考えています」夢の実現に意気揚揚とし、更なる大志に人生をかける彼も、私生活では、映画を見たり自炊を楽しんだりと、皆と同じようなフレッシュなヤングです。